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まいまい。


小学校の頃憲法を暗記した。
もちろん自発的ではない。

4年生〜6年生の担任の先生は
政治経済用語とその説明を黒板に書きまくり
それをノートにとりまくる、
日直は朝刊の記事を後ろの黒板に書き
みんなの前で読み上げる(記事は自分で選ばなくてはならない)、
なんてことを生徒に命じた。

確か教室にあったテレビで(観音開きの扉がついてるヤツ)
自民党総裁選挙の模様を見たこともある。
三角大福の時。
多分先生が見たかったのだと思う。

そしてある日「日本国憲法」の本が配られ
先生はこれを暗記せよと命じた。

先生が黒板に書きまくった用語で覚えているのは「コメコン」。
音が面白かったから。

読み上げた新聞記事で覚えてるのは
「アリューシャン列島」と「カムチャッツカ半島」。
発音しにくかったったから。(記事の内容は覚えていない。)

自民党総裁選挙は・・・
私は当時、総理大臣は天皇と同じように
ずっと佐藤栄作がやり続けると思っていた。
「総理大臣って替わるのか。」と驚いた記憶がある。
(いくら自民党と言えど、総裁選挙をテレビ中継するだろうか。
ただニュースを見ただけなのかもしれない。)

そして憲法。
多分いくつかは闇雲に覚えたのだと思うが
今覚えているのは一条だけである。
それも最後まではソラで言えない。
九条も諳んじることはできない。

九条をネットで検索してみた。

”日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し・・・”

ああそうだ、条文を読んで思い出した。
確か九条は他のページとレイアウトが違っていた。
枠で囲われていて、日の丸の絵が描かれていた。
ちょっと清々しい感じがした記憶がある。
一応「戦争の放棄」は知っていたと思う。
「さすが、九条」と思った気がする。

中学や高校で憲法の生い立ちや内容について
授業を受けたのだろうか。
習ったのかもしれないが覚えていない。
(寝てたカモ。)

毎日集団的自衛権や憲法改正で騒がれているのに
恥ずかしいけれど
私は九条が作られた経緯をよく知らない。

ネットで検索してみてもイマイチよくわからないので
本を2冊読んでみた。
本屋さんで憲法九条関連の
なるべく最近出版された新書(厚いと飽きちゃうので)を
テキト―に選んでみた。

ひとつは法学者古関彰一さんの「平和憲法の深層」。
制定当時の委員会の記録や閣議の議事録、
制定に関わった政治家、憲法学者の論文等をリンクさせて
憲法がどのように制定されたかを著している。
制定当時の事が解りそうだ。

もうひとつは社会学者大澤真幸さん、
憲法学者木村草太さんの対談
「憲法の条件 戦後70年から考える」。
憲法をどう考えたらいいのか教えてくれそうだ。

まず「平和憲法の深層」。

日本国憲法成立の流れはこんな感じ。
マッカーサー三原則→GHQ案→政府案→
政府案閣議決定→国会審議→
特別委員会で色々あって→衆参両院可決→公布

 マッカーサーは敗戦後の日本統治のため
 何としても天皇を残し、東京裁判からも護りたかった。
 連合国、とりわけ中国や豪州からの反発を抑えるため
 天皇を象徴にして、戦争を放棄させた。

 日本の安全保障は沖縄(と周辺諸島)に基地を置くこと。
 沖縄は日本国憲法の外に置く。

 ただ”正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し”という
 理念的な箇所は政府案でも登場していない。

 まず国会で「平和を愛好することを世界に宣言すべき」との意見があがり
 委員会で検討され
 「ただ戦争を放棄し、軍備を捨てるというだけじゃあ・・・」と
 前述の様な一行が追加された。

昔の文献を多数引用していて
言葉が難しかったのだけど
こんなことが頭に残った。

ここで言われている平和は
今やたらと使われている戦争のための平和でなく
もちろん本来の平和だ。

近頃よく平和ボケなどと聞くが
この一行をなんとか追加した人達は
悲惨な戦争を日常的に経験し、
平和とは真逆のところに居た人達だ。


次に「憲法の条件 戦後70年から考える」。

 九条について
 護憲派は戦争に巻き込まれたくないため、
 改憲派は日本の防衛のためと
 どちらも日本国内に向けた理由が主流にみえるが
 そういった私的使用ではなく
 もっと世界、未来も見据えた世界的な
 公共的使用を考えたらどうか。

 もう人類は本格的な戦争はできない世界に突入していて
 人類の生存を目標とするならば
 長期的な視野では九条を世界化するしかないだろう。
 九条は時代錯誤だと批判するけれど
 むしろ時代を先取りしているのではないか。

 九条はとても理念的でとっつき難いので
 今の理念を基盤に掲げ、具体化した内容を追加してはどうか。
 今の九条を活かしながら、非軍事面で国際貢献をめざす、
 そんな方向で改憲を考えてもよいのではないか。

この対談は
ホントに抽象的な哲学用語(?)みたいのがいっぱいでてきて
グーグルと首っ引きだったけど
こんなことが頭に残った。

改憲というとキナ臭い方向ばかりだと思ってたが
解釈改憲などできないような
もっと今の九条を明確にするための
改憲という考え方もあるのだなあ。

2冊の本を読んで感じたのは
私達はこれで行くんだ、
といった方針のようなものを考える時
私にはやっぱりその根幹に九条があるということだ。

いくら理念的と言われても
生い立ちも色々複雑なんだけど(沖縄のことも含めて)
今の九条を手放すのは惜しい気がするのである。
| まつ | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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